リーンエナジー社長が電力会社にインタビュー、
電力自由化の実態とは?
2016年4月より始まる電力小売自由化により、携帯電話のように自由に電力会社を乗り換えることが出来るようになります。2016年1月時点ですでに100社近い新電力会社が登録をすませ、サービスを開始しようとしています。ただし、焦って乗り換えすると、損することも?正しく電力会社を選ぶために、欧州の電力自由化にも詳しい弊社の社長が、自ら新電力会社にインタビューした内容をブログ形式で報告いたします(不定期更新)。

更新した電力会社
東京電力(2月12日)、東京ガス(2月11日)、東燃ゼネラル(2月9日)、東急パワーサプライ(1月27日)

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電力会社乗換のヒント
電気代の単価にまどわされないように注意。焦って乗り換えると損することも。正しく乗り換えて電気代を節約するには、適切な「契約アンペア数」を選ぶことが大切です。電力会社乗換のヒントと電気代節約の裏技はこちら

2016年2月13日 価格比較サイトの表示にご注意
電力自由化に向けていま話題の電気料金比較サイトを2つほど使ってみました。
郵便番号と生活スタイルを入力するだけで簡単に料金比較ができます。1-2分の入力でどの電力会社のどの料金メニューが一番お得か分かるので、非常に便利だと感じました。
しかし、冷静にみるとちょっとおかしい点があります。料金単価をみると決してそこまで安くない東急パワーサプライが一番上に表示されています。一方、単価が安い東燃ゼネラルは7位でした。改めて料金一覧(当ページ上部にあります)を確認しましたが、やっぱりおかしい。「クラウドはやわかり」でも検証しましたが、東急パワーサプライが一番安くなるとは思えない。そこで、比較サイトの「料金詳細」を確認して納得しました。
比較サイトは単純に電気代だけを比較しているのではなく、キャンペーンでもらえるポイントや、セットで割引になるインターネットなども合算して試算しているのです。
実際、「電気代節約順」に並び替えてみると、東燃ゼネラルが一番お得になり、東急パワーは4位という結果になっていました。比較サイトを使用するときは、
付属のサービスで節約金額が大きく変わってくるので、注意が必要です。
2016年2月12日 実質値上げ?の東京電力
2015年12月某日、東京電力を訪問してきました。こちらは事前にアポイントをとっていたので、丁寧にご回答いただきました。当時はまだ新料金が発表になってなかったので、料金プランまで話はできませんでしたが、
電力家計簿など力をいれているサービスをご紹介いただきました。
さて、今年の1月に入り、新プランが発表されたので早速内容を確認すると、
実質値上げか?という内容になっています。そもそも東京電力のHPにも「従量電灯B・C(月平均のご使用量が300kWh未満)や電化上手にご加入のお客さまは、電気料金のみを考えると現在のご契約を継続されることをオススメします。」という記載があります。ちょっと細かい内容になりますが、大切ですので丁寧に解説します。

まず、基本料金は以下の表の通りです。契約アンペア数に応じて料金が変わりますが、基本料金に変更はないようです。
    10A  15A  20A  30A  40A  50A  60A
 従量電灯B(3月31日まで)  280.80  421.20  561.60  842.40  1123.20  1404.00  1684.80
 スタンダードS(4月1日から)  280.80  421.20  561.60  842.40  1123.20  1404.00  1684.80
次に、単価ですが、これまで3段階だった料金が2段階になっていますので、一見すると値上げかどうか分かりません。しかし、
表を見れば値上げと言うこともできます。これはもう一度インタビューに行く必要がありそうです。
   ~120kWh ~300kWh  300kWh~  月間300kWh
使用の場合 
 月間400kWh
使用の場合
 従量電灯B(3月31日まで)  19.43 25.91  29.93  6995.4  9984.4 
 スタンダードS(4月1日から) 23.40  30.02  7020.0  10022.0 
2016年2月11日 対応が良い東京ガス「ずっとも電気」
2015年12月某日、浜松町にある東京ガス本社を訪問してきました。ノーアポにも関わらず、ご担当者様と15分程打ち合わせをすることができました。当時はまだ東京電力の託送料金が決定していなかったため、詳細の電気料金プランをうかがうことはできませんでしたが、
対応の良さはダントツ一番でした。
さて、料金はというと、
実は16年2月1日にサービス開始前に関わらずいきなり値下げをしました。どうも電力自由化で参入してきた他社に比べて電気料金が割高だったようで、問い合わせが多かったことが原因のようです。改定後は安くなったのですが、あまり電気を使用しない家庭より、たくさん電気を使う家庭にメリットがでるような料金体系になっています。
電気代の単価は従量式になっているので単純比較がなかなか難しいです。時間がある時に一覧表を作ります。弊社の電気代比較サービス「クラウドはやわかり」には東京ガスの料金メニューを追加しておきました。
2016年2月9日 東燃ゼネラルのmyでんきが熱い
2016年1月某日、港区の東燃ゼネラルを訪問しましたが、アポイントのない方はご案内できません、と一蹴(当然か)。やむを得ず電話でインタビューをお願いするも、折り返ししますと、言われたきり全然折り返しの電話がありません。
対応が丁寧だった東急や東京ガスに比べると、顧客対応力に疑問が残ります。
くわえて「myでんき」というブランドもやや分かり辛い。これはダメかと思いきや、値段をよく検証すると、とても安い!特に、月間の使用電力が少ない家庭によりメリットがでるような料金体系になっており感心しました。
さっそく、クラウドはやわかりでシミュレーションしました。東電の従量電灯Bだと10,963円だった電気代が、10,446円になり、年間6,000円ほど割安になります。基本料金と300kWhまでの単価が他社に比べて安いのが勝因と推測されます。分かり辛い点は、契約アンペア数に応じて基本料金と単価の両方が変わる点です。とても複雑。「クラウドはやわかり」があれば簡単にシミュレーション可能ですので、ぜひご利用ください。
2016年2月6日 電力会社変更、都市部で広がる
経済産業省の認可する電力広域的運用推進機関の発表によると、1月29日までに全国で約5万5千件の消費者が電気の購入先を変更したようです。そのうちの99%が東京電力と関西電力の館内に集中しており、自由化が都市部で先行していることが分かります。尚、東京電力管内が3万3千件で最も多く、そのうち3分の1が東急パワーサプライへの移行だったようです。
2016年1月27日 東急パワーサプライの新規契約が1万件に
 2016年1月某日、二子玉川の東急パワーサプライを訪問してきました。さすがに東急だけあって、二子玉川の駅には電気販売に関する広告がたくさんでていました。早速、駅で配られていたパンフレットを片手に、訪問させていただきましたが、ご担当者様が不在とのことで(ノーアポだったので)、後日電話で詳細を伺うことができました。現在、電力小売りに携わっている人員は約40名ほどということです。HPに記載のある電話番号に電気代の件で問い合わせ電話を入れましたが、すごく丁寧に解説していただき、とても良い印象を受けました。さすが「電気の初売りキャンペーン」を実施し、1万件の契約を結ぶだけのことはあります。現在は料金メニューがひとつしかありませんが、時間帯別料金に関してもご検討されているとのことでした。
 早速、「クラウドはやわかり」に料金メニューを登録しました。「最適なシミュレーション」では反映しませんが、「その他料金シミュレーション」で試算できるようにしました。
基本料金は東電の従量電灯Bと比較すると、4.8%~9.6%お得で、単価も0.1%~5%お得です。単価が5%お得というと、かなりお得な印象を受けますが、300kWhを超える分の単価ですので、電気をあまり使用しない家庭ではインパクトは少なそうです。
 4人家族のデータで「クラウドはやわかり」を使ってみました。東電の従量電灯B(40A)で10,963円だった電気代が東急だと10,788円で月間200円弱お得になる、という結果です。一方で、3月31日まで契約可能な東電の「半日お得プラン」は10,531円ですので、これが一番お得になります。やはり、焦って乗り換えると損することもありそうです。